オープンスペース追分 準備(1)
追分の荒地を整備し、住民の方々が集える広場にしていきます。
鉄線を巻いていた木をテーブルにし、
エコ&リサイクルで経費削減。
第1回 奈良追分 コミイチプロジェクト
「マダムシンコさんと考える」
〈日時〉2016年4月11日
〈開催場所〉追分きずなやステーション
4月11日、第1回コミイチプロジェクトを開催しました。スイーツ界の女王マダム信子さんと一緒に考えるこのプロジェクトは、コミュニティーが一つになって認知症の人も子供も高齢者もみんな一緒に地元をよりよくするための地域おこしプロジェクトです。認知症の本人やご家族、地域の方など25名がお越し下さいました。
マダム信子さんのご講演は、厳しい家庭環境に育ち、銀座のNO.1ホステスに登りつめた後、大阪に戻ってからも苦労に苦労を重ねられ、現在の地位を築かれたことから始まりました。ご主人とはホステス時代に出会い、妻としてビジネスパートナーとして支え合っておられます。
ご親族に障害を持たれている方や認知症を患われた方がおられたりと、プライベートでも心労が絶えなかったご家族としての経験から、現在ニュースで話題になっている“乙武洋匡氏の報道”について心を痛めておられました。人を想う気持ちの強いマダム信子さんのお話は、もっと多くの方に聞いて頂きたく思いました。また次回のご講演が楽しみです。
その後マダム信子さんと参加者の皆さまとで“きずなや農園”をご見学頂きました。この日は朝から大和当帰の苗を植えていたので、根付いたばかりの珍しい植物には、皆さま興味津々といった感じで、イベント終了後に植樹に来られる方の手伝いに来られる方もおられ、想いも一緒に根付いてくれそうです。
第2部は大和ハーブ協会からお越しの小倉聡さんのご講演です。小倉さんは奈良県生駒市にある中国菜館「桂花」の経営をされていますが、料理のために大和当帰のことを学ぶうちに普及活動にも力を注がれています。
大和当帰は女性の健康には欠かせない植物で、体調が優れない時は“(それを目)当てに帰る”と云われが残っており、血行を促進する成分から様々な健康食品、薬品に使われています。かの徳川家康も長寿を得るために大和当帰を愛用されていたそうです。
しかし使用されてきたのは根の部分で葉は捨てられてきたそうですが、小倉さんは葉にも素晴らしい効能があることに注目され、今後も調査・研究を行われるそうです。ちなみに「桂花」に行けば、いつでも大和当帰を美味しく味わうことができます。
きずなやの目指す「福祉×農業」で扱う植物の価値や希少性などを学び、地域の方々と共有することができたように思います。一つ一つ共有できることを増やし、地域活性化に繋がるような取り組みを続けたいと思います。
次回“コミイチプロジェクト”は6月15日(水)14:00開催です。
※きずなやではスタッフ、お手伝いしていただける方を絶賛募集中です!
ご興味のある方は見学も大歓迎ですのでお気軽にご連絡ください。いっしょに地域を盛り上げませんか?
お問い合わせ番号 09050968126 (担当:恩塚)まで。